数年前に書いた原稿のメモを発見したので掲載しておきます。
この文章は2005年7月に発表したものです。
現在の状況とずれているものもございます。
ご了承の上閲覧ください。


 第6回「夏休みに気をつけること」

 もうすぐ夏休みがやってきます。
最近では、愛犬とも一緒に旅行ができるようになってきました。
安全・健康に気を付けて、素敵な思い出をつくりましょう。

熱中症対策;熱中症を起こすと、呼吸が荒かったり速かったりします。
また、ぐったりする子や異常に興奮する子もいます。
応急処置としていくつか紹介されていますが、まず、病院に電話すること。
どういう状況なのか説明して、何をすればよいか指示してもらいましょう。

熱中症にかかりやすい場面
A. 暑い日中の散歩や運動 地面に近いところは夕方の日没後も結構暑いので、散歩は避けましょう。
また、日中の運動では休憩をこまめにとりましょう。
B. 車の中 駐車場などでも、放置することは危険です。
C. 閉めきった室内 お留守番させるときは冷房を使うか、風通しに気を使いましょう。
D. 室外飼育の場合 日よけ、風通し、床材などに注意。コンクリートは×。



旅行に連れて行く;特に山などの自然の多い場所や海外へ行く時には予防をしっかり確認しましょう。
また、野生の動物との接触は避け、動物を触った手はよく洗うようにします。
糞尿を通じてうつる病気は草花などに付着している場合もあります。
帰ってきてから簡単な健康診断や糞便検査を受けることもいいでしょう。
車での旅行になれている子でも、2時間に一度の休憩をとらせる事をお勧めします。

予防医学のおさらい
A. 狂犬病ワクチン
B. 混合ワクチン
C. ノミ・ダニ予防
D. フィラリア予防

ペットホテルに預ける;ワクチン接種など入所条件の厳しいところを選びましょう。
かかりつけの病院でペットホテルを併設している場合は、そこに預けるのがベストだと思います。
初めての場合は、普段の生活や癖などを予め伝えておき、緊急時の連絡先をはっきりさせておくと問題がすくないようです。

お休みのときは、いつも以上にはしゃいで遊びたくなるものです。
ほんの少し注意して事故を未然に防げれば、楽しい時間を過ごせると思います。



第一回「ちゃんとみていますか?
第2回「予防医療-1 ワクチンってなに?
 第3回「予防医療-2 正しいフィラリア対策
第4回「吐く(病院に連れて行くべきかどうか)
第5回「咳(咳をしたら様子見をせずに病院へ)
第6回「夏休みに気をつけること
第7回「食餌(ごはん)のあげ方
第8回「ノミから身をまもる
第9回「なぜ避妊や去勢をした方が良いのか
 第10回「猫の膀胱炎
 第11回「肥満対策をしましょう
 第12回「異物の誤嚥
第13回「歯科検診を受けましょう
第14回「愛犬とのお散歩
最終回 「彼らは何も言わないけれど・・・

トップ 院長挨拶 病院施設 お知らせ 病院案内 診察時間 しつけ相談 パピーパーティー トリミング お預かり 求人案内 病気の話

 
〒135−0023
東京都江東区平野3−2−3
TEL 03−3642−9901 
Shin HOSPITAL for DOG & CAT All Rights Reserved.
当サイトで利用している画像及びデータは、犬猫の病院しんに帰属します。
許可無くご利用又は転用する事は出来ませんので、予めご了承下さい。