数年前に書いた原稿のメモを発見したので掲載しておきます。
この文章は2005年2月に発表したものです。
現在の状況とずれているものもございます。
ご了承の上閲覧ください。



ペットブームといわれている時代ですが、犬・猫の高齢化が進んでいるのも事実です。
そのため、病気で苦しむ子も増えているのが現実です。
今回から始まる連載を通して、一緒に暮らす飼い主の皆さんの不安を解消するお手伝いになれば幸いです。

第一回 「ちゃんと見ていますか」
動物を長生きさせるコツは?と聞かれることがあります。
でも、人間だってそんな秘訣はわかっていません。
私たちに出来ることは、死ななくていい様な病気で死なせないという事だけです。
そういう意味では健康管理が長生きにつながる一番の近道でしょう。
それでも病気にかかる事はありますから、早期発見早期治療は動物医療においても要点となります。
そのためには、まず飼い主さんがよく見たり触ったりしてあげることです。

ポイントはいつもと違うところがないかということ。

元気 飼い主に対しての反応、活発性、睡眠時間
ごはん 食べる時間・量・回数、好みの変化
うんち・おしっこ 性状(見た目やにおい)、量、回数
触った感じ できものはないか、痛がったり嫌がったりするところはないか


これだけのことでも、もっと多くの小さな命を助けられるはずです。
そして、時々獣医師にも触ってもらうこと。
できればかかりつけの病院をつくって、そこのスタッフにその子の事を知っておいてもらいましょう。
元気な時から病院に通っている子は、いざという時の救命率が高いというデータがあります。
また、多くの病院では「わんにゃんドック」などの詳しい健康診断を割安でおこなっていますので、
6歳を過ぎたらぜひ利用しておくことをお勧めします。

次回からは、ごはんのあげ方、症状や病気のことをそれぞれ詳しくお話していきたいと思います。



第一回「ちゃんとみていますか?
第2回「予防医療-1 ワクチンってなに?
 第3回「予防医療-2 正しいフィラリア対策
第4回「吐く(病院に連れて行くべきかどうか)
第5回「咳(咳をしたら様子見をせずに病院へ)
第6回「夏休みに気をつけること
第7回「食餌(ごはん)のあげ方
第8回「ノミから身をまもる
第9回「なぜ避妊や去勢をした方が良いのか
 第10回「猫の膀胱炎
 第11回「肥満対策をしましょう
 第12回「異物の誤嚥
第13回「歯科検診を受けましょう
第14回「愛犬とのお散歩
最終回 「彼らは何も言わないけれど・・・

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