〜生活の話@〜
普段心がけていて欲しい事
当たり前じゃないかこんな事と思ってもらえれば幸いです。

毎日のお手入れは病気の予防早期発見という二つの大きな意味合いがあります。
そしていろいろな部位を見たりいじったり出来る(ようにお互いがんばる)
コミュニケーションやスキンシップとしての大切な時間でもあります。


○ブラッシング
皮膚や被毛の状態はもちろん、できものやキズなどの発見につながります。
ブラッシングを怠り、毛玉を作ってしまったり皮膚状態が悪くなってしまう場合があります。
毛の長さや質にもよりますが、出来るだけこまめにやらなければなりません。
普段は出来るのに今日は嫌がる・痛がるという場合、異常のサインかもしれません。


○目・耳まわりのチェック
目や耳などは比較的触られたくない場所のようです。
どちらもケア不足による慢性疾患が多い場所です。
目の周りが赤かったり涙の多い子は一度診察を受けたほうが良いでしょう。
目ヤニは残さずに全て拭ってしまいます。(眼球を強くこすらないように注意します)
耳の汚れは綿棒やコットンで取り除きますが、耳道(耳の穴の奥方向)は無理してやらない方が無難です。
たいていの場合、表面の汚れを奥に押し込んでしまいます。


○爪きり
トリミングや病院で爪きり処置をしている方も多いと思います。
指先も基本的には触られたくない場所のひとつです。
ですが、そういう場所こそしっかり触れる関係でありたいものです。
怖くてできない・やらせない等、あきらめてしまっている飼い主さんも多いのですが、
ぜひトライしてもらいたい事の一つです。
爪きりでもヤスリでもどちらでもいいと思います。
爪切りも好みで使いやすいものを。
プロのように全ての指を数分で切ってしまう必要はありません。
一日三本切れれば一週間で全部の足の爪が切れます。
体重のある犬であればアスファルトを歩く事で充分削れてしまうので
定期的に爪きりする必要が無い場合もありますが、
狼爪(親指にあたるもの)は削れませんのでケアしましょう。



○歯磨き
歯周関連疾患はとても多いものです。ぜひ日々のケアをしっかりとやりましょう。
ベストは歯ブラシを使ったブラッシングですが、歯ブラシを喰いちぎってしまう場合はNGです。
ですが、トレーニング次第ではそういう犬でも出来るようになります。
また、歯ブラシにこだわらず他のツールで歯のマッサージをしたり、デンタルガムなどを利用する方法もあります。
ガムは一噛み一噛み丁寧にいろんな歯をマッサージするように与えていくのがコツのようです。
病院では歯垢を分解する酵素の含まれたハミガキ剤やデンタルガムを紹介しています。


○シャンプー
室内飼いの場合、汚れていなくてもにおいや抜け毛などの問題に対してシャンプーをする事があると思います。
やらなすぎは良くありませんが、マメにシャンプーを使いすぎる事で皮膚に悪影響を及ぼしている場合もあります。
ちなみにシャンプーする時は少し冷たいくらいのぬるま湯でおこないます。
顔や耳に水が入ってもたいていの場合問題ありませんが、目にシャンプーが入る事は避けなければいけません。
もし入ってしまったら水で充分すすぎおとし、すぐに病院へ。
ドライヤーも温風の当てすぎは良くないので避け、ドライタオルなどを利用します。



*ドライワイプ法の紹介
アレルギーなどを持っていて、シャンプーをマメに入れたいという場合もあると思います。
ドライワイプ法というのは、不識布で体をマッサージするように拭いていく作業です。
不識布というと特別なものを想像するかもしれませんが、クイックルワイパー等で広く流通しているものです。
細かく絡み合った繊維が抜け毛やホコリなどのアレルゲンを絡めとるようです。
手軽に出来るケアというのも一つの魅力です。



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